RSS

夏場の水分補給

毎日暑いですね。

北海道といえども、防具をつけて稽古する剣道の暑さは、屋外で直射日光を浴びながら動くスポーツとは異質の暑さを感じます。




水分補給はこまめに。


ご飯を食べずに水分ばかり摂っていると、夏が終るころに、ドタ
ッとばててしまいます。

無理をしてアレコレ食べるよりは、せめてお茶漬けなどでもいいので、しっかり炭水化物は摂る様にしましょう。




水分補給にも注意が必要です。


稽古のあとの、よく冷えたスポーツ飲料は、仕事のあとのビールくらいにおいしいかと思いますが・・・・


爽やかで飲み口のよいスポーツ飲料には、実はかなりのお砂糖も含まれます。


炭酸飲料に劣らない砂糖が含まれるのです。




甘さをさほど感じないのは、酸味料やクエン酸が含まれているからです。
酸味のおかげで、甘い水が、ごくごく飲める清涼飲料水に化けるのです。
ためしに一度、砂糖水を作って飲んでみてください。
甘いだけの砂糖水は、ごくごく飲めたものではありませんが(気の抜けたソーダも同じことです)
。そこに炭酸の刺激や、レモン汁を混ぜ、氷を浮かべれば・・・・



すーっと喉を通るから不思議です。


言うまでもありませんが、スポーツ飲料の過剰な飲みすぎは、たとえ、運動後であっても危険な行為であることは、世間では認知されつつありますよね。
いいえ、運動後だからこそ、必要以上に飲めてしまうのです。


同じ糖分でもあっても、ご飯ではこうはなりませんが・・・
(ご飯は分解までに時間がかかるので、高血糖になりにくいのです。ゆるやかに血糖値を保ち続けます)

運動しているのに、小食だ・・・というお子さんの場合、固形物を食べずに、流動食(スポーツ飲料、アイス)や、栄養機能食品(ゼリー、カロリーメイト)などで、無意識にカロリーを補給して、結果、食事が入らない・・・ということもあるようです。

激しい稽古をして、食事をしなければ、当然倒れます。

なんとか倒れない程度にやれているのは、無意識のうちに、砂糖でカロリーを補っているに過ぎないのです。

点滴を打っているのと同じ状態・・・というわけです。



でも・・・・お砂糖をカロリー源にするのは危険です。




精製されたお砂糖を、飲料として過剰に摂取すると・・・・
速やかに体内に吸収され、血糖値が急激にあがり、ペットボトル症候群というおそろしい症状に陥ります。
(ソフトドリンクケトーシスとも言います)


血糖値が急激にあがると、インシュリンの分泌が抑制され、意識が朦朧としたり、倒れたりすることがあります。

常にイライラしたり、のどが渇いたり・・・疲れたり・・・という症状もあります。



部活中に倒れたりする原因に、熱中症や、脱水、疲労などもありましょうが、ペットボトル症候群が原因な場合もあるのです。



スポーツ飲料の侮れない点は・・・・


砂糖水を飲んでいる・・・という自覚に乏しいところです。
噛まずに糖分を補給できる手軽さと、爽快さが落とし穴なのです。
スポーツドリンク・・・・と聞くと、なんとなく健康によさそう・・・・
運動後なのだから、いくら飲んだって・・・・
と軽く考えがちですが・・・・



お砂糖に置き換えると、相当量になります。



カロリー控えめのタイプも出ていますが、カロリーを気にするくらいなら、普通のスポーツ飲料を2倍に薄めて飲んでください。
稽古後であれば、薄めたくらいが丁度よい濃さだと思います。

(カロリー控えめタイプも飲みすぎると、お腹ががゆるくなりますし、 なにより添加物という問題もあります)







稽古後はできれば、軽く冷やした麦茶や水・・・・

飲みたい場合は、薄めたスポーツ飲料を飲んでみてください。



関連記事
NO IMAGE
新年度 (05月07日)
ブログ画像
2018年 鏡開き (01月17日)
ブログ画像
稽古の様子 (04月27日)